【新唐人2013年10月3日付ニュース】9月30日、台湾立法院の外交および国防委員会に出席した台湾国家安全局長が、台湾の政府要人に対する中国当局による盗聴が横行していることを明らかにしました。専門家によると、台湾に対する盗聴でもっともよく使われるのは携帯電話の盗聴で、台湾は通信基準プログラムに対し常に確認を行い、中国共産党の浸透を防ぐべきだと指摘しています。
林佳龍立法委員
「台湾政府要人に対する中共の盗聴の状況は?こんなことがあるのか」
蔡得勝国家安全局
「長もちろんあります」
林佳龍立法委員
「及んでいる範囲は?」
蔡得勝国家安全局長
「わかりません」
林佳龍立法委員
「用いている技術は?『掛線』のほかに使っている技術は」
蔡得勝国家安全局長
「電偵技術が発達しているので、やろうと思えばできます」
国家安全局の蔡(さい)局長は9月30日の立法院外交および国防委員会において、中国の今の技術では、電話番号さえわかれば、いとも簡単に台湾政府要人の電話を盗聴できると警告を発しました。
民進党立法委員 蔡煌瑯氏
「非常に心配です。聞いた話ではさらには、政府部門や総統府、行政院までが中共に盗聴されているそうです。政府だけでなく、中共までが我々を盗聴しています。なんて社会でしょう。スパイが国を治め、至る所に中共が浸透している国です」
林佳龍立法委員
「彼らはもし私の電話番号がわかれば、どうするのでしょうか?私を盗聴するのですか」
蔡得勝国家安全局長
「もし貴方が重要な人物で、盗聴する価値のある人なら、当然その可能性があります」
林佳龍立法委員
「彼らはどうしますか」
蔡得勝国家安全局長
「方法は実に多いです」
衛星、移動式盗聴車両、さらには台湾の通信データセンターの全ての通信を録音し、後にキーワード入力で欲しい情報を割り出すことも可能かどうか。立法議員からは様々な可能性について質問が出されました。
清華大学電機工程学部 呂忠津教授
「中国が台湾を盗聴するのは当然です。盗聴に用いる技術は今は全部電子式なので、リスクがあります。台湾がもし警戒心に欠け、中国製品を使うとどうなるのか、非常に危険です。中国製のウェハー、中国製の携帯電話などは彼らが手を下す可能性のあるものです」
台湾の政府要人に対する中国共産党の盗聴は長年行われていると指摘されています。至る所に浸透している中国の盗聴を防ぐためには、台湾は通信基準プログラムに対する確認を常に行うことが必要とされています。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2013/10/01/atext976379.html (中国語)
(翻訳/坂本 ナレーター/萩野 映像編集/工)





















